２９の日ーごにんめー

こんばんは。そしてきっとこれを読んで下さっているほとんどの方、はじめまして。ID18のもんま かなです。ふくふくでは、Facebook担当をしています。初のブログ更新ですが、生暖かい目でご覧ください。

というわけで、私の思い出のつまったニットをご紹介したいと思います。

でん！

お気に入りポイントは、目にも眩しい蛍光ブルーと、「それ木の枝にひっかけたの？」ってたまに訊かれちゃうダメージ加工です。そしてなにより強すぎるメッセージ性。MORE！DANCING！PARTY！強い…強すぎる…！ 

では、このセーターとの馴れ初めのお話にしばしお付き合いください。

私はこの春まで宮城県の石巻という所に住んでいました。とっても不本意な形で有名になってしまいましたが、石巻はとっても良い所です。人は優しいですし、気候は穏やかですし、なによりお魚がおいしい。でも、石巻の悪いところは、車のドライバーが血気盛んすぎる所と、若者が服を買うところがJUSCOしかないところです。ですから、中学生や高校生、とくに女の子たちはこぞって大都会仙台にお買い物をしに行きます。バスで。片道800円、1時間半かけて。今、大都会三鷹に住んでいる身としては信じられないような話ですが、私にとって友達と仙台にお出かけするのは、ちょっと贅沢でわくわくするようなイベントだったのです。

このセーターとは、高3の秋(お、丁度去年の今頃)に友達と3人で行ったアウトレットで出会いました。そのとき受験生真っ只中だった私たちは、受験勉強をエスケープして1日だけ遊ぼう！と、はるばる1時間半かけてアウトレットへ行ったわけです。そこで見つけたのがこの燦然と輝くネオンブルー。「こんなの派手すぎて着れっこないわ！」イケてない私は一度は素通りしたものの。…やっぱり気になる！ラックから外してみると、このメッセージ。完全に心を奪われてしまいました。

私の通っていた高校は私服登校だったので、高校生のときに着ていた服を見ると、「ああ、この服を着てこんなことをしたな〜」なんて、石巻での女子高生ライフが思い出せてしまうのです。このセーターを着た日だけでも、黒板に仲良しの友達の似顔絵を書いて遊んだこと、ヘリウムガスをみんなで回し吸いしたこと、初めて学校をサボってポールマッカートニーに会いに行ったこと、などなど…あれ、受験生だったのに遊んでばかりじゃあないか。

つい最近、私はこのセーターを着てお笑い研究会のライブに出演しました。考えてみれば、なんとも舞台衣装にお誂え向き！

こうして、服と一緒の思い出を作ったり振り返ったりするのが、たまらなく好きです。

みなさんにも、そんな記憶が必ずあると思います。そんな素敵な思い出を、メッセージタグにぎゅぎゅっと詰めて、秋の回収会にぜひぜひいらしてくださいね〜！